桃
薬食同源

3月3日は桃の節句ですね。
「桃」にまつわる薬のお話を少しご紹介したいと思います。
桃は、果物として、花の観賞用として、改良され、たくさんの品種があります。
薬用として用いられるのは、原種のノモモかそれに近いものだそうです。
葉は乾燥させ、民間薬として、あせもなどに用いられていました。
私も子どものころに、葉をそのままお風呂にいれたり、煎じた液をぽんぽんとつけてもらった記憶があります。
今でも、桃の葉のエキスの入ったローションが市販されています。
蕾を乾燥させたものを「白桃(はくとう)花(か)」といい、下剤などとして使っていたようです。
これは、今では、流通していません。
成熟した果実の種子の中にある仁を乾燥したものが、生薬の「桃(とう)仁(にん)」です。
桃仁が入った方剤に「桃核承(とうかくじょう)気(き)湯(とう)」があります。
血の滞りによる、痛みや炎症に用いる方剤で、比較的体力がある方、症状の強い方に用いられます。
腸を潤して動きを滑らかにするので、便秘や痔に用いられることもあります。
下げる力が強いので、妊婦や体力の弱い方にはお勧めできません。
民間療法の本には、花や葉、桃仁の使い方が20種類近く紹介されており、昔は桃が人の生活のすぐ近くにあった樹木だったことがうかがえます。
参考 「くらしの薬草と漢方薬」 水野瑞夫/太田順康 共著 新日本法規
「漢方と民間薬百科」大塚敬節 著 主婦の友社
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