菱の実
薬食同源
少し前の話ですが。
7月24日のあさイチ(NHK)で、猪苗代湖に菱(ひし)が異常に繁殖して困っているという話がありました。菱は、水質を悪化させ、実がたくさん湖岸に流れ着き、猪苗代湖の厄介者と紹介されていました。漢方薬を愛する者としては、ショックでした。
菱は、一年草の水草で、北海道から九州、朝鮮半島、中国に分布し、古い池や沼に見られます。果実を薬用に使います。果実の殻は固く、種によって2~4本の棘があります。
忍者が逃げる時、追っ手を交わすために使う「まきびし」は、菱の実が由来とか。
猪苗代湖では菱の実を砕いて焙煎し、お茶として「Japanese Ninja Tea」と命名、海外で人気になっているそうです。
生の菱の実は、暑熱による、息切れ、ほてり、のどの乾きなどによく。加熱したものは疲労や食欲減退に良いそうです。ポリフェノールを多く含み、抗酸化作用が期待できるそうですよ。生の菱はなかなか手に入りませんが、乾燥させた菱の実は漢方薬局に置いてありますよ。
菱の実、薏苡仁、藤瘤、詞子など複数生薬の煎薬は、癌補助療法として期待され、今も研究がすすめられています。(日東医誌 Kampo Med vol.74 No1.42-53, 2023)厄介者といわれる菱ですが、秘めた力を持つ大事な生薬です。上手く活用していけるといいですね。
参考 参考 「くらしの薬草と漢方薬」 水野瑞夫/太田順康 共著 新日本法規
進行性癌症例に対する霊梅散(WTMCGEP)の治療効果
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