夏の土用
暮らしと健康
2025年の夏の土用は、7月19日~8月6日です。
土用とは、季節の終わりの18日間のこと。春夏秋冬4つの土用があります。
これは、自然界に存在する物質やその作用を5つの要素に分類して考えた五行説(ごぎょうせつ)の思想です。
漢方では、土用は季節の終わりにつかれた臓が、もうひと踏ん張りして、次の季節の臓にバトンタッチできるように「脾」がエネルギーを補給する時期と考えます。
夏は、「心」が、「血」を全身に巡らす。陽気を発散させる。汗の分泌を調整するなど、いつもよりたくさん働きます。夏の終わりには、「心」が疲れてきます。そこで、「脾」が「心」を後押し、秋に頑張る「肺」に元気のバトンをつなぐ期間。それが夏の土用です。
ですから、もともと「脾」や「心」の働きが弱い人は、この時期、食欲不振、動悸、息切れ、気持ちが沈む、眠れない、寝汗が多くなる、などの不調を感じやすいかもしれません。「脾」を養うトウモロコシ、南蛮毛(トウモロコシのひげ)茶、甘酒など。「心」を補う鶏卵や鶏肉、小豆、梅干し、紫蘇などをとってみてください。
夏の土用の「丑の日」に「う」のつく食べ物や黒い食材を食べるとよいといわれます。これは、五行説の相克(そうこく)という考え方に基づいています。夏の終わりに盛んになる「未」を相対する冬の終わりの「丑」で抑えようという考えです。
今年の夏の土用の丑の日は7月19日(土)と7月31日(木)
「う」のうなぎは有名ですが、他にもうどん、瓜、梅干しなど。「黒」のしじみ、あさり、ひじき、黒豆など食べてみてはいかがでしょうか。
これは、あくまでも縁起のお話。
この時期、よくある不調についてはまた改めてお伝えしたいと思います。
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