暮らしと健康

梅雨に似合うアジサイ

暮らしと健康

2020-06-15
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★薬食同源★ 紫陽花

◆紫陽花◆ マラリアの解熱剤?

梅雨に入り、雨に濡れて生き生きしているのがアジサイです。園芸品種が多くて色とりどりのアジサイが花屋の店頭に並んでいます。
 本州関東南部、伊豆半島、伊豆諸島の暖かい海岸近くに自生するユキノシタ科の落葉低木のガクアジサイが原種です。シーボルトの「日本植物誌」で欧米に紹介され、その原種から品種改良された様々な園芸品種が逆輸入されてきた変わり種です。今では日本でも品種改良されて毎年数種の新品種が販売されているようです。
 花のように見えるのは萼片で花はその真ん中に小さく咲いています。
 コロナと梅雨で気鬱になりがちな気分を少しは明るくしてくれているようです。
「紫陽花や藪を小庭の別座敷」(松尾芭蕉)
「傘重し紫陽花どきの出歩きに」(遠藤正年)などと先人も詠じています。
 薬用としては瘧(おこり)と云われたマラリアに応用されたようです。葉又は花10gを煎じて滓を濾し、一晩夜露に当ててから服用します。服用すると吐いた
り下したりしますが治癒するそうです。生薬としては劇薬的です。服用には注意が必要です。戦後南方から復員して来た人たちが随分マラリアで苦しんだ時キニーネの代用として使われたようです。
 ちなみにお釈迦様の誕生日の「花祭り」「灌仏会」でお釈迦様に濯ぐ甘茶はアジサイの仲間のアマチャから作られます。

9月中旬に葉を採取して天日で干して乾燥させ、これに水を加えて湿らすか、一晩水に漬けて置いたものを手で揉んで青汁を絞り出した葉を乾燥させたものが甘茶です。仏様に濯ぐだけでなく、免疫力を高め健康を増進すると皆が戴いたようです。
甘茶にする過程で発酵が進んで甘味成分の「d―フィロズルチン」の含量が多くなるようです。ショ糖の千倍の甘さがあるので、糖尿病の人の甘味料として応用されます。また醤油、歯磨きなどの甘味料として、小児用の薬剤の矯味料として添加されています。
ズルチンはサッカリンなどと戦後砂糖の代りに良く使われていました、私も食べたことがありますが美味しくは無かったです。
民間では乾燥した葉を解熱薬として使っていたようです。中国ではアジサイと同じくマラリアの解熱に使われていたようです。
ただ紫陽花は花を、甘茶は花祭りの飲み物として愛でているのが無難ですね。

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