太田薬局の薬剤師がお届けする漢方コラム。このカテゴリでは、薬食同源(食べ物と薬とは源を同じくするという意味)つまり健康と食にまつわるトピックをご紹介します。
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七草粥
七草粥は、春の七草を刻んでいれたお粥で、一月七日の「人日(じんじつ)の節句」に食べます。 「人日の節句」とは、一年の間にある五つの節句の一つです。中国では、元日は「鶏」、二日は「狗」、三日は「羊」、四日は「猪」、五日は「牛」、六日は... -
お屠蘇
お屠蘇(とそ)とは、中国の三国時代(200年頃)の名医、華陀(かだ)が作り出したもので、数十種の薬草を酒に浸した薬酒のことを云います。日本では嵯峨天皇の弘仁2年(811年)に宮中の儀式として用いられたのが始まりと言われています。屠... -
菱の実
少し前の話ですが。7月24日のあさイチ(NHK)で、猪苗代湖に菱(ひし)が異常に繁殖して困っているという話がありました。菱は、水質を悪化させ、実がたくさん湖岸に流れ着き、猪苗代湖の厄介者と紹介されていました。漢方薬を愛する者としては、... -
ハトムギ
ハトムギは、一年草で、中国南部からインドシナ半島にかけての原産です。湿度の高い地域の植物ですね。 日本には、古くから渡来し、各地で栽培されています。秋に刈り取り、果実を使います。 外側の硬い皮と薄い果皮をとり、白い種子を乾燥させた... -
甘茶
薬草は、古くから、お茶として、民間薬として、親しまれてきました。その姿や由来、使い方、味など実際に触れて、親しんでいただきたい。そんな思いから「薬草に親しむ会」を企画しました。 4月、5月は8日の花祭りに合わせて甘茶をご紹介しました... -
独活
朝のテレビ番組で「独活」を紹介していました。今流行りの「〇活」ではありません。野菜の「ウド」です。「春は苦い物を食べよ。」の言葉とこれから旬を迎える苦みのある食物としてウドを紹介していました。 生薬の「独活」は「ドッカツ」と読みます... -
桃
3月3日は桃の節句ですね。「桃」にまつわる薬のお話を少しご紹介したいと思います。 桃は、果物として、花の観賞用として、改良され、たくさんの品種があります。薬用として用いられるのは、原種のノモモかそれに近いものだそうです。 葉は乾燥さ... -
牛黄(ごおう)
牛黄は、牛の胆のうにできた結石、つまり胆石です。「日本薬局方」にも収載されている生薬です。 食材として用いることはまずないので、「薬食同源」と言ってよいのか迷いますが。生薬のお話としてご紹介します。 少し話がそれますが、「生薬」と聞... -
ハトムギ
今日は、夏至ですね。夏至に食べると良い物は、地域によってずいぶん違うとか。 私の母は、季節行事などを大切にし、欠かさず行ってくれましたが、夏至は特になにもしませんでした。子どものころ、理由を聞いたら「夏至に、何かするという言い伝えは... -
ヤツメウナギ
ヤツメウナギは、北海道から東北地方日本海側の河川でとれる天然魚です。ヤツメウナギが、薬として使われるようになった歴史は古く、かの水戸光圀が命じて編集させた「救民妙薬」にも「雀目薬(夜盲症の薬)」として記載されています。昔から、目の...
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