湿邪
漢方いろは
この時期、「体が重くてだるい」というご相談が多くなります。
特に今年は、いつもより早くから体が重いと感じる方が多いような気がします。
気候の変化は、人間の体に影響を与えます。
漢方では、人間の体に影響を与える気候の変化を六淫(りくいん)と言いい、
風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪の六つの邪(じゃ)があると考えています。
湿度の高い季節に
・身体や頭が重くなる。
・関節や傷跡が痛くなる。
・手や足がだるくなる。
・食欲がなくなる。
など、じめっとした重い不調を感じたら、それは、湿邪(しつじゃ)の仕業かもしれません。
湿邪が、身体の表側、筋肉、関節、胃腸などに入ると気・血(き・けつ)の巡りが悪くなり、
痛み、腫れ、肌荒れなどをおこすと考えられています。
季節に関係なく、湿度の高い職場や地域でも湿邪の影響を受けます。
湿邪をとるには、その人の体質や症状に合わせた漢方薬がお勧めです。
そこまで症状は重くない、ちょっと気になるという方は、
余分な水分を体の外に出してくれる食材を食事やお茶でとるといいですよ。
身近なところでは、
小豆、黒豆、大豆、そらまめ、とうもろこし、とうがん、蛤、鱧、白魚。
少し馴染みは薄いですが、薬膳料理では、
金針菜、灯心草、はと麦などがよく用いられます。
やはり、初夏を思わせる食材が多いですね。
昔の人が旬を大事にしたわけがわかります。
*ご注意*
食材によっては、胃腸の弱い人、腎臓の弱い人、妊娠している人が食べすぎると悪い物があります。
ご自分の体調に合わせて取り入れてください。気になる方はおたずねください。
他にも、冷たい物や生ものをとりすぎない。湯船に浸かる。身体を動かして、かるく汗をかく。
深呼吸をする。あれこれ悩まず、発散する。などを少し意識して、生活の中に取り入れると良いですよ。
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